小児期の矯正治療(1期治療)
反対咬合(受け口)
受け口は、1期治療で改善すると2期治療が必要なくなる場合もあります。
主訴 受け口
診断名 反対咬合
年齢 8歳
動的治療期間 約1年
治療費 約27万円(税抜き)
矯正装置 セクショナルアーチ(エッヂワイズ装置)
主な偶発症やリスク
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・下顎の成長により、再度反対咬合になり、2期治療が必要になること
上顎前突(出っ歯)
極度の出っ歯だと、転んだときに前歯を打ったり、折れたりするおそれがあるので、前歯をうしろにひっこめてあげると、ケガの可能性が低くなります。
主訴 上の前歯が出ている
診断名 上顎前突
年齢 9歳
動的治療期間 約1年
治療費 約27万円(税抜き)
矯正装置 セクショナルアーチ(エッヂワイズ装置)
主な偶発症やリスク
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・歯の生えかわり後に、2期治療が必要になること
開咬合(上と下の前歯が開いている)
上と下の前歯が開いていて、前歯で物がかみ切れなかったり、口が閉じられないので口呼吸になってしまいます。治療すると、物がかみ切れるようになり、口も閉じやすくなるので口呼吸が改善されます。
主訴 上下の前歯にすき間が開いている
診断名 開咬
年齢 9歳
動的治療期間 約1年
治療費 約27万円(税抜き)
矯正装置 セクショナルアーチ(エッヂワイズ装置)
主な偶発症やリスク
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・歯の生えかわり後に、2期治療が必要になること
永久歯の矯正治療(2期治療)
上顎前突(出っ歯)
上の前歯が下の前歯より、極度に前に出ている状態です。上くちびるや下くちびるを引き伸ばして口を閉じるので、口が閉じにくいことが多いです。
主訴 上の前歯が出ている
診断名 上顎前突、叢生
年齢 12歳
動的治療期間 2年4か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下5
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。反対咬合や受け口ということもあります。
主訴 下の前歯が出ている
診断名 下顎前突、反対咬合、叢生
年齢 15歳
動的治療期間 2年11か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
叢生(八重歯や乱ぐい歯など)
歯がでこぼこした状態で並んでいます。歯みがきがしにくいことが多いです。
主訴 歯がでこぼこしている
診断名 叢生
年齢 11歳
動的治療期間 1年11か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
開咬合(かいこうごう)
上と下の前歯が開いていて、前歯で物がかみ切れなかったり、発音などに影響がでます。
主訴 上下の前歯の間にすき間が開いている
診断名 開咬
年齢 15歳
動的治療期間 2年5か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
過蓋咬合(かがいこうごう)
かみ合わせが深く、かんだときに上の前歯が下の前歯をおおってしまいます。
主訴 下の歯が1本出てこられない
診断名 過蓋咬合、左下5萌出障害
年齢 12歳
動的治療期間 2年11か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯の間にすき間があいています。特に、上の前歯の真ん中にすき間があいている場合を「正中離開(せいちゅうりかい)」と呼びます。
主訴 上下の前歯の間にすき間が開いている
診断名 空隙歯列
年齢 15歳
動的治療期間 2年0か月
治療費 約70万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
歯を抜かない治療例
この患者さんは、歯と歯槽骨(あごの骨)の大きさの不調和が比較的小さく、でこぼこの程度も軽度です。歯を抜かなくても、少し歯列を広げてあげながら歯を並べることができます。口元が突出することもありません。
主訴 歯がでこぼこしている
診断名 叢生
年齢 11歳
動的治療期間 1年7か月
治療費 約70万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸ができる可能性があること
歯を抜いた治療例
この患者さんは歯と歯槽骨(あごの骨)の大きさの不調和が大きく、上の糸きり歯(犬歯)は“やえ歯”で、入るスペースがほとんどありません。歯を抜かないで無理に並べてしまうと、口元が突出して口が閉じられなくなったり、せっかく矯正治療できれいに並べたのに後戻りして、また“やえ歯”になってしまう可能性が高くなります。
主訴 歯がでこぼこしている
診断名 叢生
年齢 11歳
動的治療期間 1年11か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
おとなの矯正治療「永久歯の矯正治療(2期治療)」の治療例
上顎前突(出っ歯)
上の前歯が下の前歯より、極度に前に出ている状態です。上くちびるや下くちびるを引き伸ばして口を閉じるので、口が閉じにくいことが多いです。
主訴 上の前歯が出ている、口元が出ている
診断名 上顎前突、叢生
年齢 24歳
動的治療期間 2年3か月
治療費 約80万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の前歯が上の前歯よりも前に出ている状態です。反対咬合や受け口ということもあります。
主訴 下の前歯が出ている
診断名 下顎前突、反対咬合、叢生
年齢 20歳
動的治療期間 3年5か月
治療費 約85万円(税抜き)
矯正装置 マルチブラケット装置
抜歯部位 右上4、左上4、右下4、左下4
主な偶発症やリスク
- ・動的治療中のむし歯や歯肉炎、歯周炎
- ・歯根吸収(歯の根っこが少し短くなること)
- ・歯肉退縮(歯ぐきがさがること)
- ・治療後に若干の歯の凹凸やすき間ができる可能性があること